奇想短編ホラー"Squirrel Stapler"(リスホチキスどめ)メインテキスト私家翻訳

ゲームの概要

DUSKやIron Lung等を手掛けたDavid氏による奇想短編ホラー『リスホチキスどめ』

レトロFPSと狩猟ゲームとホラーを混ぜ合わせて「森のリスを彼女の死体に貼り付ければ5日後に神が来る」という不可解な理屈で綴じ固めた短編ホラーゲームです。プレイ時間は1~2時間程度。

静かで謎めいて気味の悪い雰囲気が最高なので、いろんな人に気軽に遊んでもらいたく、メインテキストを翻訳し、非公式日本語翻訳MODを作成しました。

君も森でリスを狩って、ホチキスどめして、神に会おう!

神は来たれり!

ゲーム概要・紹介記事

 

非公式日本語翻訳MOD(2024.4.29追加)

直接日本語で遊べるようにMODを作成しました。

本MODは開発者とは関係ない一個人の趣味の作成物となります。利用にあたってはリンク先の留意事項をご一読ください。

 

 

注意事項

  • メインテキストのみの翻訳です。リス豆知識メモの翻訳は行ってません。
  • 開発者とは関係ない一個人による趣味の翻訳です。(開発者のDavid氏より翻訳自体は黙認済_確認ツイート
  • 「非公式翻訳」である旨を注意書きすれば、個人の利用に限り、以下の文章はブログ・動画・日本語化パッチ作成などで好きに使ってもらって構わないです。(クレジット不要、改変自由、利用は自己責任で。配信や配信収益化も問題ないです)
  • 商用・広告目的の利用や転載は禁止します。

 

 

操作説明

  • 「Shift」キーで走れますが、音が出てしまいます。気を付けて!
  • 「Ctrl」キーで身をかがめ、静かに行動できます。隠れるときは草むらを利用しましょう。
  • 耳を澄ませてください。リスは逃げる前に、鳴き声や物音を立てます。
  • ライフルにはスコープが付いてます。右クリックで使用可能です。

 

【毎日豆知識】 ※3日目以降は反転で表示

1日目:「Tab」キーでマップを広げ、現在地を確認できます。

2日目:「F」キーでリスの呼び声を使い、ビッグリスを引き寄せることができます。

3日目:気を付けて!大きな捕食者は大きな物音を立てる者を追ってきます。

4日目:戦うより隠れたほうがいい時もあることをお忘れなく。

5日目:では頑張って!

 

森小屋関連のメモ

導入

 

私たちは全てから逃れここへ来た。私たちの愛は花咲くはずだった。
けれど、私たちの愛は咲かなかった。

我が愛しき人を見てくれ。ハエどもが彼女を醜く腐らせてしまった。

彼女が美しくなればいいのに。森を駆けるリスたちのように。

だから、わたしは彼女を森のリスたちで覆うことにした。

小屋の入口(神が来るまであと5日)

1日目終わり

「アクション」(デフォルトでは『マウス・左クリック』)を押して、あなたの愛しい人にリスをホチキスで張り付けましょう

2日目終わりのメモ

リスはいらない

私が欲しいのは皮

私の皮を返して

それか、お前の皮をよこせ

 

森の書(小屋の中のメモ)

1日目

2日目

3日目

4日目

5日目

森の書

第四章 第一節
森の山羊は告げる。
「汝、リスをホチキスで張り付けてはならぬ。」

 

第四章 第二節
全き母の目において、ふさふさのしっぽは正しく、きいきいした鳴き声は神々しい。神聖なるものが、神聖でないものに張り付けられることがあろうか? それはありえない!

 

第四章 第三節
然るべく、正しきリスのように賢者は必要な時のため木の実を貯え、愚者はなにも貯えない。

 

第四章 第四節
このようにして、リスは善であり、ロブスターは悪である。 それゆえ、リスは生きるために死に、ロブスターは死ぬために生きるのである。

 

第四章 第五節
そしてわたしはあなたがたに告げる...終末の日、木立は苦悶に満ちた祈りのために屈み、木の実なき者は自らの工業的貫通と冒涜的接着により裁かれるであろう。

そうして、ホチキスで張り付ける者は張り付けられる者となるだろう。

 

 

 

ある女性のおはなし(鉄塔裏の小屋の中のメモ)

1日目

2日目

3日目

4日目

5日目
かつて、森の中でひとり暮らす孤独な画家がいました。 孤独を和らげたいと思った彼は、なけなしの金を貯めて、美しい女性の髪から作られた立派な絵筆を買いました。 画家はその絵筆をたいそう気に入り、その絵筆を使って、髪を捧げた女性の姿を想像しながら描きました。ところが、それはとんでもない手違いで、それは実はイノシシの毛だったと知らされたのです。
 
画家は悲嘆に暮れ、涙を流しながら女性の絵を手に、雨のなか長い間歩き続けました。その途中で、彼は老婆に出会いました。
「おやおや、かわいそうに。あんたが悲しむのもわかるよ。私と一緒に来るといい」 老婆は、数ペニーで彼が宝物とする絵に命を吹き込むことができると言いました。 画家は大喜びし、その魔法をかけてもらいました。 そのとき初めて、彼は気付いたのです。あの女性の腰から上しか描いていなかったことを......
 
新しく命を吹き込まれた半身の女性は、絶叫をあげ泣き叫びました。彼女は部屋の中をぐるぐると引っ掻き回り、その胴体の底からは血が流れ、内臓が絡まって飛び散っています。 画家はすすり泣きながら、渡した小銭を平然と調べる老女を見やりました。 老婆は彼の視線を受けて、肩をすくめ、こう言いました。
「こんな時のための特別の呪文があるんだがね」
そして老婆は壁に掛けられた斧を指差しました。
 
画家は斧を持ち上げました。彼の目から涙がこぼれ落ちます。 半身の女は叫び続け、爪を立てています。彼は斧を振り下ろしました。 彼女の左腕が床を転がりますが、それでも女は悶え、叫びます。 彼は再び斧を振り下ろし、彼女の頭蓋骨を真っ二つにしましたが、どういうわけか彼女の叫びはやみません。もういちど、斧が振り下ろされます。
もういちど、なんども、なんども。
悲鳴が聞こえなくなるまで。
 
耳鳴りをおさえながら、画家は老婆に向かって言いました。
「あなたが私にもたらしたこの言葉にもできない恐ろしいものは何なんですか? どうしたら、ここで起こった出来事から逃れられるんです?どんな呪文が、この状況を良くしてくれるんですか?」
老婆は血まみれの死体を調べ、こう言いました。
「そうだね、若者よ。これでおいしいシチューが作れるだろう。」
そうして二人は残骸からシチューを作りました。
それは毒で、二人とも死んでしまいました。
芸術とはつまり芸術家を滅ぼすものなのです。
 
おしまい

 

レポート(北西の小屋のメモ)

1日目

2日目

3日目

4日目

5日目

レポート1
記録すべきことは何もなし。 測定値にわずかな異常が見られたが、再測定で解消した。 夜中に奇妙な音がしたが、おそらくリスだろう。 つまり、すべてが静かだ。

 

レポート2
小さな異常値はまだ奇妙な規則性のもと発生している。 再測定するといつも直るが、翌日にはまた戻ってくる。 それに、ドアの外でリスの死骸が見つかるようになった。 動物が置いていっているようだが、指示通りそのままにしている。

 

レポート3
この森には想定外の何かかがいる。 足跡を見つけた。 夜には木の葉をかき分け、コンクリートを引っ掻く音が聞こえる。 そして朝になると、ドアの外には手足を引きちぎられ、頭をねじられたリスがいる。 何十匹も。 どうすればいいか、電話で指示を仰ぐ。

 

レポート4
ほら、壁の中だ。コンクリートの中。私の脳を探している。

見つからないぞ、私の脳は頭蓋骨の中だ。

だが、あれは見つけるだろう。皮膚も骨もはがして剥き出しにして。

脳が取られたら、君のところへ行ってやる。

その中身を割り開いてやる。

君の脳を代わりにする。

私は今、影の中だ。 君はうずくまるってる。もうバラバラの破片だ。

もう君の頭は背骨から引き抜かれて。

 

レポート5
今までのレポートは気にしないでくれ。 すべてが静かだ。

 

攻略TIPS

  • 物音を立てる・人影を見るとリスは逃げます。やみくもに走り回ったりせず、耳をすましてリスの鳴き声を聞き分けましょう。リスを見つけたら、Ctrlボタンでしゃがんでこっそり近づきましょう。
  • 2日目から出現する大きなリスはFボタンで鳴き声をまねると、鳴き声を返してくれます。鳴き声の方向に向かってこっそり進めば、大きなリスと出会えるはずです。
  • 3日目から出没する熊リス(Squirrel Bear)と接触すると体力を半分持っていかれます。敵の体力も高いため、無暗に戦闘せず物陰にしゃがんで隠れて、やりすごしましょう。
  • 回復ポイント・銃弾・隠れ家がそろったリス小屋付近でハンティングするのがおすすめです。

    リス小屋の位置

最後に

5日目に神は来ます。

それでは、Happy Hunting!!

 

文責:ashi_yuri(X/Twitter

 

2023/9/18公開

2023/9/23作者のDavid氏に翻訳を黙認いただけたことに伴い、注意事項を変更

2024/4/29非公式日本語翻訳MOD公開