冬、ささやかなぬくもりを求めるあなたにおすすめのゲーム

冬にぴったりな小品3つをご紹介します。

どれもセール時には数百円程度、2時間程度で気軽に遊べるゲームです。ご興味ありましたら、ささやかな暖かさをくれる作品たちをぜひ手に取ってみてください。

本記事は「ゲームとことば Advent Calendar 2023」12月5日分として作成しました。

 

 

Voyage

ふたりの、君への旅

 

精霊満ちる惑星に取り残されたふたり、どことも知れぬ家へと帰るためのふたりきりの旅を描く短編ADV

情感豊かなビジュアル、可憐なサウンド、暖かみあるモーション、文字を使わず寡黙で想像させるストーリー。

スウェーデンで開発された本作は、ひんやりとした空気感と暖かみある手描きのビジュアルを特徴とし、良質なアニメ映画のなかを進むような体験ができます。

 

Pikuniku、Lovely Planetや OMORI(PV等)のコンポーザーであるCalum Bowen (bo en)氏による、かわいらしく爽やかでどこか寂し気な音楽もまた、感情豊かに本作の雰囲気を彩ります。

 

そしてなによりこのゲームの魅力は、いつでもお互いをハグできること。言葉を交わさない主人公たちふたりが抱きしめあうこと、それは他にだれもいなくなってしまった惑星で互いの存在を確かめ肯定する大切なジェスチャーです。

そんなふたりと短かくも美しい旅の終わりを見届けるとき、きっと満足した気分でゲームを終えることができるはずです。

 

本作はマルチプレイ対応。かんたんで誰でもプレイできるので、よければお友だちやご家族と一緒にプレイしてみてください。少し切なく、あたたかいコミュニケーションは冬のマルチプレイにぴったりです。

セール時なら75%オフ380円程度と大変お得。

PVを見て気に入ったならぜひウィッシュリストに加え、ふしぎで忘れがたい惑星の旅をお楽しみください。

 

 ※日本語対応

 

 

Little Inferno

ちょっとわるくて愉しい火遊び

 

冬、冷え切った心と身体を暖めてくれるものといえば暖炉。

Little Infernoはぬくもりを得るため、暖炉にいろんなものを投げ込み燃やしていく火遊びゲームです。

 

燃やすものはオモチャや日用品といった常識的なものからはじまり、バスや爆弾までスケールアップして100種類以上。燃やすとトウモロコシがポップコーンになったり、時計が爆発したり、どれも全部反応が違ううえ、あっという間に焼け落ちるので、触っていて病みつきになる楽しさがあります。

さらに、燃やすものの組み合わせで発生するコンボを見つけるのも楽しみのひとつ。

コンボを推測して燃やすもよし、目についたものを片っ端から燃やすもよし、憎いあいつを燃やす(自PC内の画像データも燃やせる)もよし、数時間のストーリーエンドまで興じることのできる火遊び体験は、ちょっとマッドでダークな愉しみです。

自分も燃やせる

通販で手に入れる燃やすものカタログの商品説明もブラックなユーモアにあふれて読みごたえあり。日本語対応なのも安心ですね。

他人のクレジットカードは燃やそう!

クレジットカードも家族写真もインターネットも全部燃やして、今年の冬を暖かく乗り切りましょう!

 

iOS, Androidでも遊べます。

 

 

HIGH HELL

腐った街で悪を燃やし尽くすシンプルFPS

 

悪徳と堕落はびこる街の悪魔崇拝カルテル経済を破壊せよ。

言葉は要らない。

扉を蹴破り、敵を殲滅し、無垢の山羊を救い、悪徳の札束を燃やし、目的を達成しろ。

ロード中は強欲のミニゲームで遊べ。

敵を撃ち、札束を浄化しろ

ミニゲームはぜんぶで20種類

 

燃やせ。

悪党どもを。腐った金を。ふざけた人形を。忘れられない過去を。地に堕ちた己が魂を。

燃やせ、すべてを。

BURN EVERYTHING.

 

※日本語対応

 

 

最後に

楽しんでいただけましたでしょうか。

あなたがこの冬をゲームと共に暖かく過ごす助けとなりましたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

ところで、あなたはリスをホチキスしたいと思ったことはありますか?

寒い冬から救われたくはありませんか?

DUSKやGloomwoodを手掛けたDavid氏による奇想短編ホラー『Squirrel Stapler』(リスホチキスどめ)ならあなたの願いが叶います。

森でリスを狩り、腐乱死体となった愛しい人にホチキスして貼り付けましょう。

静かな青空のもと、耳を澄まして森を感じましょう。

神に会いましょう。

 

おすすめです。

※コミカルですが恐怖表現を含むため、プレイの際はご留意ください。

 

メインテキスト翻訳あり

ashi-yuri.hatenablog.com