There Swings a SkullというRPG Maker2003製ゲームの日本語パッチ作成時のトラブルシューティング。これから古いツクール製ゲームの日本語パッチを作成する場合のひとつの参考情報として残しておきます。
ツクール製ゲームの日本語化にあたって基本的なことは、ありがたいことに大体ここに書いてある。
Translator++というツクール製ゲーム用翻訳フリーソフトを導入するのが楽。
Translator++は便利だが、一部勝手にプログラム部分を翻訳したり改変したりしてバグを引き起こす場合がある。その際の解決法の一サンプルです。
アクシデント
この画像の場面で、会話イベントがループし進めなくなるという進行不能バグが発生

Translator++上の画面では特に問題はなさそう。
(全部日本語削除したものをゲームに適用しても進行不能のまま)

自分でいろいろ試したが解決できなかったので、日本語化作業所互助会Discordで有志翻訳の先輩方に聞いてみました。そこで、有難いアドバイスをいただく。
>> ...セリフ・ストーリーに関係ないプログラム部分もすべて機械翻訳語で上書きされてしまいます [「海外版RPGツクール2000製ゲームを翻訳する」より引用]
>> ...イベント名や参照ファイル名まで翻訳してくる [したらば掲示板より引用]機械翻訳する際に台詞以外のイベント名などを書き換えてしまった部分が残っていることも考えられるのかもしれません。
Discord「日本語化作業所互助会」でのアドバイスより引用
Translator++では勝手に設定が上書きされてしまうことがある様子。こいつが悪さをして進行不能になってるらしい。
解決!
ゲーム作成ソフトRPG Maker2003をSteamで購入し、日本語化パッチ適用して使いやすくしたうえで、There Swings the Skullの原語版と日本語化作業中の該当シーンのデータを比較


当該イベント出現条件が「同値→より大きい」に勝手に切り替わっていたため進めなかった様子
こちらの設定を元通り「数値と同値」にしたらエラー修正でき、シーンが進むようになりました。(ただし、Translator++で上書き保存するたびに設定部分が直されてしまうため、該当シーンをプレイする場合は、いちいち事前にRPG Maker2003で修正しておく必要あり)

というわけで、RPG Maker2003製ゲームを有志翻訳する際は、RPG Maker2003を手元に置いておくとなにかエラーが出ても対処できるようになるのでおすすめ。
(Unity製ゲームの有志翻訳でも、Unity使えるなら手元に置いてた方がいいから当たり前かもですが...)
RPG Maker2003はセール時は80%くらい値引きされて300円程度で買えます。
RPG Maker2003は英語対応のみですが、マニアクスパッチという日本語化パッチを入れれば日本語で作業できます。
(2024/9/20追記)
マニアクスパッチ開発者の氷山羊さまから、翻訳用なら機能追加のない日本語化のみver.のパッチのほうが適しているとアドバイスいただきました。ありがとうございます!
マニアクスパッチ導入方法
なお、機能的にはRPG Maker2003マニアクスパッチによりTranslator++なしで日本語化しパッチ作成することもできます。Translator++で日本語化が上手くいかない場合は試してみてください。
※RPG2003製ゲーム日本語化方法いろいろ
有志翻訳をされている皆様は、いろんなバグに負けずにひとつずつ頑張りましょう。
役に立ちそうな内容は、軽くでも情報共有してもらえると感謝。

※こちらのゲームは、ゲームの開発者に日本語パッチ作成・配布の許諾を得て作成中です。完成時期は2024年中の予定。
パッチ作成の初歩の話